金属アレルギーでも安心!失敗しないアクセサリー素材と選び方【保存版】
目次
はじめに:金属アレルギーとアクセサリーの関係

「オシャレを楽しみたいのに、つけると赤くなる・かゆい…」――そんな悩みの多くは、アクセサリーから溶け出す金属イオンが肌に触れることが原因です。
本記事では、金属アレルギーでも楽しめるアクセサリーの選び方と、起こりにくい素材、日々のケアをまとめました。素材表記の見方から種類別の注意点まで、今日から実践できる内容です。
金属アレルギーとは?
汗や皮脂、摩擦などで金属が微量に溶け出し(金属イオン化)、体内のタンパク質と結合してアレルゲン化。
これを免疫が「異物」と判断すると、かゆみ・赤み・腫れ・水ぶくれなどの症状が出ます。特に耳たぶ・首・指など、長時間密着する部位で起こりやすいのが特徴です。
- 起こりやすい状況:汗をかく季節、運動時、長時間の装着、コーティング劣化後
- 主な症状:かゆみ、赤み、ヒリつき、湿疹、水疱
起こしやすい金属/起こしにくい金属
起こしやすい金属
- ニッケル(合金・メッキに広く使用)
- コバルト、クロム(メッキや一部の合金)
比較的起こりにくい金属・素材
- チタン(純チタン/医療用グレード)
- サージカルステンレス(316Lなど)
- 金(K18以上・ニッケルフリー推奨)、プラチナ(Pt)
- シルバー(SV925:ただしメッキや合金成分に注意)
- 樹脂・シリコン・セラミック・アクリル(非金属系)
| 素材 | アレルギーの起こりにくさ | 耐久性 | 価格帯 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| チタン | 高い | 高い | 中〜高 | カラー加工の成分表示を確認 |
| サージカルステンレス(316L) | 高い | 高い | 中 | メッキ層の劣化に注意 |
| K18・プラチナ | 中〜高 | 高い | 高 | 合金比率・ニッケルフリー表記を確認 |
| SV925 | 中 | 中 | 中 | メッキやロジウム層の剥がれに注意 |
| 樹脂・シリコン | 高い | 低〜中 | 低〜中 | 黄変・劣化時は交換 |
失敗しないアクセサリーの選び方
①「接触部位」が何でできているかを見る
アレルギー反応はポスト・フック・留め具など、肌に直接触れるパーツで起きやすいです。チタン・サージカルステンレス・樹脂など、起こりにくい素材を優先しましょう。
② コーティングに頼りすぎない
金属表面のコーティングは時間と共に劣化します。コーティングのみで防ぐより、素材自体が起こりにくいものを選ぶのが基本です。
③ 表示の見方を知る
- 「ニッケルフリー」表記の有無
- 「医療用」「316L」などグレード表記
- 「ポストのみチタン」など部位ごとの素材明記
種類別おすすめ素材と選び方

ピアス・イヤリング
- ピアスポスト:チタン/サージカルステンレス/樹脂
- キャッチ・フック:肌に触れるので同素材推奨
- イヤリング金具:シリコンカバーで摩擦軽減
ネックレス
- チェーン・留め具:316LやK18・Ptを優先
- ペンダント裏面のコーティング劣化に注意
リング
- 汗や洗剤の影響を受けやすいので、起こりにくい素材を選択
- 幅広リングは通気性が悪く、症状が出たら早めに外す
ブレスレット
- 手洗い・消毒の頻度が高い部位。316Lなど耐食性の高い素材が安心
かゆみを防ぐ日々のケア
- 使用前:肌とアクセサリーを清潔・乾燥させる。必要に応じてコーティング剤を薄く。
- 使用中:汗をかいたらやさしく拭く。長時間の連続使用は避ける。
- 使用後:中性洗剤でやさしく洗い、完全乾燥。個別に保管して摩耗を防止。
- 症状が出たら:すぐに外し、悪化する前に皮膚科へ。
よくある質問
Q. 金属アレルギーは治りますか?
A. 体質は個人差が大きく、完治を断言できません。症状が出にくい素材を選び、肌状態に合わせて無理なく楽しむのが基本です。
Q. サージカルステンレスは絶対に安全ですか?
A. 多くの方に起こりにくい素材ですが、絶対はありません。316L表記や部位ごとの素材明記を確認し、違和感があれば使用を中止してください。
Q. コーティングで防げますか?
A. 一時的な軽減は期待できますが、劣化します。素材そのもので起こりにくいものを選ぶのが王道です。
まとめ・安心して楽しむために
金属アレルギーでも、素材選びとケアを押さえれば毎日アクセサリーを楽しめます。まずは接触部位の素材をチェックし、チタン/316L/樹脂を中心に選ぶのがおすすめ。気になる方は、下の特集からスタートしてみてください。



